陸上競技
競技紹介
陸上競技は、「トラック競技」「フィールド競技」「混成競技」「道路競技」の4種類に分けられる
| トラック競技 | 競技場内のトラックを用いて、短距離走、中・長距離走、リレー、ハードル走、競歩が行われるそれぞれ定められた距離をいかに速く走れるか、歩くかを競う |
|---|---|
| フィールド競技 <跳躍> |
トラックの内側を用いて、跳ぶ高さや距離を競う競技 (走幅跳、走高跳、棒高跳、三段跳) |
| フィールド競技 <投てき> |
トラックの内側や外側を用いて、手で投てき用具を遠くへ投げ、その距離を競う競技 (砲丸投、やり投、ハンマー投、円盤投) |
| 混成競技 |
|
| 道路競技 | 舗装された道路を用いて、42.195kmを走る競技であるマラソンが行われる |
デフスポーツならではの見どころ
競技は、きこえる人と同じ国際ルールに準拠して行われます。
違いとしては、選手へ競技開始を伝える部分です。1000分の1秒を争うトラック種目では、スタート音に合わせて動作を開始することがとても重要になりますが、デフアスリートはスタート音がきこえません。そのため、以前はスターターや近くの選手を目視してスタートを行っていました。特にクラウチングスタートで行う短距離種目においては、スタート合図を目視するため選手は顔を上げてスタートに備える必要があり、不利な体勢を余儀なくされていました。
そこで視覚的情報保障として開発されたのが「スタートランプ」です。
スタート音を光の合図で知らせる装置で、ピストルと連動し、オン・ユア・マークス「赤」、セット「黄」、号砲「緑」と色の変化によって選手に合図を知らせます。
スタートランプを選手の視線に配置することで、きこえる人と同条件でスタートをきることができるようになりました。
種目
第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025
男子
100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、3000m障害物、4×100mリレー、4×400mリレー、110mハードル、400mハードル、走幅跳、走高跳、棒高跳、三段跳、砲丸投、やり投、ハンマー投、円盤投、マラソン、十種競技
女子
100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、4×100mリレー、4×400mリレー、100mハードル、400mハードル、走幅跳、走高跳、三段跳、砲丸投、やり投、ハンマー投、円盤投、マラソン、七種競技
男女混合
4×400mリレー