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お知らせ

天皇陛下の御製 皇后陛下の御歌について

リリース

令和8年1月14日(水)歌会始の儀において披講された、天皇陛下の御製(ぎょせい)、皇后陛下の御歌(みうた)をご紹介します。

【御製】
天空にかがやく明星眺めつつ新たなる年の平安祈る
(てんくうにかがやくみやうじやうながめつつあらたなるとしのへいあんいのる)

(背景)
 天皇陛下には、元日の夜明け前から、皇居の賢所で行われる四方拝、歳旦祭などの神事に臨まれます。この御製は、その歳旦祭の折に、賢所の回廊から澄んだ冬の空にひときわ輝く明けの明星(金星)をご覧になり、その美しさに感じ入られるとともに、新たな年の平安を祈られた時のお気持ちをお詠みになったものです。

【皇后陛下御歌】
メダル掛け笑顔明るき選手らに手話で伝へる祝ひのことば
(めだるかけゑがほあかるきせんしゆらにしゆわでつたへるいはひのことば)

(背景)
 天皇皇后両陛下並びに愛子内親王殿下には、昨年11月に日本で初開催となった、第25回夏季デフリンピック競技大会の水泳競技をご観戦になりました。初めてとなる競技観戦に先立ち、お三方には、聴覚に障害のある選手や関係者の方々と少しでも直接お話しができればと思われ、日本語の手話と国際手話の挨拶などを学ばれました。また、当日のご観戦の折に、ご説明者の方から、「おめでとう」という手話を教えていただかれました。皇后陛下には、デフアスリートの皆さんが力を尽くして競技に臨む姿や、競技後にお会いになったメダリストの皆さんの明るい笑顔が深く印象に残られました。その折に、学ばれた手話で「おめでとう」などのメッセージを選手の皆さんにお伝えになり、直接会話がおできになったことを心からうれしくお思いになりました。
 皇后陛下には、このご経験を通して、障害のある方々に対する社会の理解と協力が更に広がり、障害の有無にかかわらず、お互いを尊重し、協力し合う共生社会が形作られていくことへのより一層の願いを込められて、この御歌をお詠みになりました。