本文に移動する

陸上

陸上競技の選手の写真

競技紹介

  • 陸上競技は、「トラック競技」「フィールド競技」「ロード競技」「混成競技」の4種類に分けられる。

※第24回夏季デフリンピック競技大会(2022年、カシアス・ド・スル)で実施された種目

トラック競技
  • 競技場内のトラックを用いて、短距離走、中・長距離走、リレー、ハードル走が行われる
  • それぞれ定められた距離をいかに速く走れるか競う競技
フィールド競技
<跳躍>
  • トラックの内側や外側を用いて、走幅跳、走高跳、棒高跳、三段跳が行われる
  • 跳ぶ高さや距離を競う競技
フィールド競技
<投てき>
  • トラックの内側や外側を用いて、砲丸投、やり投、ハンマー投、円盤投が行われる
  • 手で投てき用具を遠くへ投げ、その距離を競う競技
ロード競技
  • 舗装された道路を用いて、42.195kmを走る競技であるマラソンが行われる
混成競技
  • 走・投・跳から構成される複数の種目を1人の選手が行う競技で、各種目の合計得点で順位を競う
  • 男子は2日間で十種目(1日目:100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、2日目:110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m)を行う
  • 女子は2日間で七種目(1日目:100mハードル、走高跳、砲丸投、200m、2日目:走幅跳、やり投、800m)を行う

きこえない中での特徴

競技は、きこえる人と同じ国際ルールに準拠して行われます。
違いとしては、選手へ競技開始を伝える部分です。1000分の1秒を争う陸上競技では、スタート音に合わせて動作を開始することがとても重要になりますが、デフアスリートはスタート音がきこえません。そのため、以前はスターターや近くの選手を目視してスタートを行っていました。特にクラウチングスタートで行う短距離種目においては、スタート合図を目視するため選手は顔を上げてスタートに備える必要があり、不利な体勢を余儀なくされていました。

そこで視覚的情報保障として開発されたのが「スタートランプ」です。
スタート音を光の合図で知らせる装置で、ピストルと連動し、オン・ユア・マークス「赤」、セット「黄」、号砲「緑」と色の変化によって選手に合図を知らせます。
スタートランプを選手の視線に配置することで、きこえる人と同条件でスタートをきることができるようになりました。

種目

第24回夏季デフリンピック競技大会(2022年、カシアス・ド・スル)

男子

100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、3000m障害物、4×100mリレー、4×400mリレー、110mハードル、400mハードル、走幅跳、走高跳、棒高跳、三段跳、砲丸投、やり投、ハンマー投、円盤投、マラソン、十種競技

女子

100m、200m、400m、800m、1500m、5000m、10000m、3000m障害物、4×100mリレー、4×400mリレー、100mハードル、400mハードル、走幅跳、走高跳、棒高跳、三段跳、砲丸投、やり投、ハンマー投、円盤投、マラソン、七種競技

男女混合

4×400mリレー

会場

デフスポーツ団体サイト